こんにちは!NICOです!
前回に続き秋田県、今回は田沢湖(たざわこ)付近の神社や信仰についてです。
日本の湖、と言えばダントツで琵琶湖が有名ですね。ですよね、、?
琵琶湖は言わずと知れた日本で一番広い湖ですが、この田沢湖も日本一なんです!
田沢湖は、日本で一番深い湖!
ご存知でした?私は知らなかったです!
そんな日本一深い湖、田沢湖にある神社とそこから伺える特徴的な辰子信仰についてご紹介します!
御座石神社
田沢湖外周にある御座石神社(ござのいし神社)。
鳥居が田沢湖ギリギリに建っています。
二本足で立っていないこの鳥居は両部鳥居と呼ばれていて、神仏習合が盛んだった神社に見られるものでしたね。
和歌山の丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)でも見ましたね。
全国一の宮巡り in和歌山 – 2ページ目 (2ページ中) – NICO先生(仮)のおでかけ御朱印巡り (nico-gosyuin.com)
御朱印は泉から見た神社が描かれていてきれいなので頂いてしまいました。
他にもバリエーション豊富だったので要チェックですね!
御座石神社と辰子信仰
え、人魚!?
というのが初見のリアクションでした。
こちらが御座石神社のたつ子姫像。看板にはこう書かれています。
自らの身を湖に沈め、永遠の美と若さを祈願して龍に化身した「たつ子姫」は、
御座石神社
美の守り神として「御座石神社」に永遠(とこしえ)に鎮められたのです。
古来湖水に斎戒沐浴して龍神「たつ子姫」を信仰すれば、
その人の美しさ、若さは益々光り輝くと伝えられています。
人魚じゃなくて龍になったたつ子という女性だったのか!
顔からじゃなくて足から龍になったんかなぁ 無粋!
それにしてもこれは、、、価値観が試される逸話だなぁ、、
永遠の美しさを叶える形で龍神となったのか、加齢とともに訪れる衰えを嘆いて湖に入ったのか、他の人の同じ様な願いを叶えるべく龍神となったのか、解釈も無数にありそうな話だと感じました。
そして引っかかる日本一深い湖という情報。
御座石神社の由来では、龍神を信仰し、湖で沐浴すれば醜女悉く美貌になるとまで言われています。
ことごとく美貌になる ってちょっと面白い言葉ですね。
秋田美人という言葉もある中で秋田の興味深い美の信仰について覗けた気もしますね。
御座石神社で頂いた御朱印
こちらが御座石神社で頂いた御朱印になります!
龍神信仰がひと目でわかる御朱印を頂きました!
門戸厄神の厄神竜王の御朱印帳の中に龍つながりの御朱印を記帳していただけたのも個人的に嬉しかったです。
次の場所では辰子信仰をさらに詳しく知ることができました!
漢槎宮 浮木神社
田沢湖の辰子像のそばにあるのが漢槎宮(かんさぐう)とも呼ばれる浮木神社です。
浮木神社正面からの写真はことごとく橋の宝珠に私が反射してしまっていたのでこの写真です。
流れ着いた大木の流木を祀ったことが始まりとされています。2mほど湖から顔を出し、底まで続いていると思われる大木だったそう。
浮木神社で伝えられた辰子伝説
こちらではさらに詳しく辰子伝説を知れました。
まとめるとこんな感じですかね、
辰子という美しい女性が永遠の美しさを大蔵観音に百日間祈り続けたその百日目、観音様が辰子の前に現れ、指定する泉の水を飲めとのお告げを残します。 お告げを信じ、すぐさまその泉に向かい水を飲み始めた辰子ですが、飲めば飲むほど喉が渇きます。 そこで天変地異が起こり、泉は深い湖となりました。 雷で光湖に映る辰子の姿は龍と化していたそうで、美しい村娘ではなくなってしまった。 龍の姿となり田沢湖の主となった辰子は家に帰れなくなり、家族へのせめてもの詫びとして湖を魚でいっぱいにして食に困らないようにした。
まとめるとこんな感じ、、、、なんです。
さすがに美談とはいえん、、、よな? これは、、
辰子は騙されてる龍になったって解釈になるよな?
大蔵観音、やばいやつじゃね?何者?
調べても神奈川の寺しか出てこん。ほんまに何者!?
でも確かに、大蔵観音がこの地で信仰されている訳ではなく、起源は悲劇とは言え、人智を超えた存在になり、家族のため、湖を豊かなものにした辰子が信仰されているというのは納得できますね。
とは言え、辰子に、龍神に、美しさについての祈りをするのは良くても、「永遠の」美しさを祈るのはちょっと気が引けますね。
以上、田沢湖に伝わる辰子伝説についてでした。
浮木神社で頂いた御朱印
こちらが浮木神社で頂いた御朱印になります。
場所、通称、別名全て記載されていていつ見返してもすぐ思い出せますね!
まとめ
以上、秋田県田沢湖の神社と辰子信仰でした!
個人的にはなかなか興味深い話だったんですが、いかがでしたか?
別の見解等ありましたら、コメントやTwitterでアプローチ頂けると嬉しいです!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回。
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