塩酸温泉⁉ 秋田の秘境、玉川温泉

イチオシ記事

こんにちは!NICOです!

前回に続き東北。

電車移動しかしていない初日ですが、結論から申し上げますと、夕方以降の宿だけでその日の満足感はおつりが返ってくるほどでした。

是非知ってくれ、是非、行ってくれということでブログに。

日本一の強酸性温泉 玉川温泉

概要 効能

こちらは、秋田県の東側、田沢湖駅から車で1時間の場所にある玉川温泉。駅からバスも出ているようです。

塩酸を主成分としており、日本で一番酸性の強い温泉となっています。

温泉が沸いているところに包丁を浸けておくとその日のうちに溶けてしまうようです。

塩酸温泉なんか入っていいん?大丈夫なん?

まぁ、大丈夫らしい。 温泉に含まれるイオンが肌を保護するとかどうとか。

ただし、皮膚の弱い方はやはり注意が必要のようです。

玉川温泉と調べる際、予測変換に美肌の湯と出て来るのですが、そちらは別の玉川温泉なので勘違いに注意です。そちらは強アルカリと真逆。私は勘違いしてました。えっ、塩酸やのに美肌の湯!?なんて。

さらには、放射能を有しているラジウム温泉でもあり、療養、静養を目的として訪れる方が多いようです。

また、悪性腫瘍、癌にも効くとの話もあったようですが、玉川温泉でも癌は入浴により身体に支障をきたす恐れのある禁忌症としていますので、癌の療養を目的とする場合はあくまでも自己責任ということになります。

病に罹り、回復を望んで向かう気持ちもあるでしょうから、、

実際どうやった? 新鮮で最高やった!

温泉|玉川温泉について│玉川温泉 秋田県 田沢湖 効能溢れる癒しの湯治宿 (tamagawa-onsen.jp)

浴室はどうしても写真撮れないんで公式へ。本当に公式の写真の通りで雰囲気もいいんです!

塩酸温泉と聞いてそりゃ少しは緊張してるわけです、びびってる訳です!

そんな人間にも優しく、酸性度を調整してくれてる湯がありました。

弱酸性、50%、100%と。塩酸温泉がどんなものなのか、だんだんと慣らしていけるわけです。登山かな?

皮膚に心配のない私は少しピリピリする程度でした。逆に言うと心配なくてもピリピリするということですが。

美肌の湯と勘違いしていた私(アホ)は、顔も浸けようと思うわけです。ただ、目だけは気を付けたいので、口元付近まで沈めます。そこに、屋根から雫が目の前に落ちて目に直接攻撃!漫画のような展開。

なんともなくてよかった~

ほかにも、箱蒸し、蒸気湯よ言われている頭だけ出して箱の中の体が蒸気を浴びる、特殊なものもあったり、温泉を薄めて飲める場所もありました!

箱蒸しがスチールサウナのようで、サウナとはまた違う、それでいて蒸気を箱で独り占めできている贅沢さも味わえるなんとも新鮮なものでした!

宿泊も良い!!!

宿泊の説明を受ける際、食事について、バイキング形式であると伝えられて正直がっかりしていました。

バイキングかぁ~

ちょっと待て! 貴様、そこらのビジネスホテルのバイキングを想像しているな!?

そう、並んでいる料理全て美味しいバイキング、見たことなかったからがっかりしたけども、杞憂でした。

きりたんぽいぶりがっこなど、秋田をはじめとした東北の食材をふんだんに使用したバイキング、最高でした。バイキングの皿は写真映えできないので割愛。

翌日なんか昼にわんこそば挑戦するって言うのに朝もおいしすぎて食べ過ぎたくらい。

これはもうこの日、電車移動しかしてなかった私もにっこり。一日中電車しか乗っていなかったからこそ秘境に辿り着いたと言う感情も高まったんですかね。

玉川温泉周辺の風景

朝方、宿周りの玉川温泉自然研究路辺りを散歩しました。

この辺りは青森、秋田、岩手を跨ぐ十和田八幡平国立公園の一部とされているようです。

ご覧の通り、蒸気やガスが見られます。こんないかにもって感じの噴気孔をみたのは初めてだったので感動しました。

地熱を利用しての岩盤浴も人気で、あったかい場所を見つけたらゴザを敷くだけで誰でも無料で岩盤浴を楽しむこともできるようです!

大墳では98度の温泉が毎分8400リットルも湧き出しているようです!

8400リットルっていわれてもなぁ、

25mプールの容量が54万リットルで、満タンにするまで12時間かかるとか。

ここの大墳を使えばものの1時間くらいで満タンにすることができますね!温度と成分は度外視

他にも、台湾の一部と日本の玉川温泉でしか見られない北投石という重晶石も見られます

 

毒にも薬にもなる!? 玉川毒水と青の湖

玉川温泉の酸性度の高さは日本一。放射能も有しており、温泉としてはさまざまな効能が期待されている、というのがここまでの情報です。

そう。温泉としては。

そんな酸性の強い水、自然に流れ出て言い訳がないんですよ。発生源も自然やけど。

このことから江戸時代には玉川毒水なんて呼ばれ方をされ、魚や植物に与える悪影響を回避すべく水質の改良を目指して、現代では中和処理施設が存在しています。1989年からやから結構最近やね。

技術が発達する前までは、田沢湖に混ぜて弱酸性化を図ってみた結果、クニマスが一時、絶滅種となったくらいには環境に悪影響を及ぼす大失敗があったりと、深刻な環境問題だったようです。

今でも田沢湖の水質は目標までは回復しておらず、未だに努力が続けられているそうです。

 

そう言えば、玉川温泉から田沢湖に向かう間の湖、かなり青かったなぁ

察しいいやん って自画自賛したいところやけどさすがにこの青さは記憶に残っとかなおかしいでしょ!

こちらは玉川ダムにつながる宝仙湖。中和施設から流れ出る石灰水を流し、さらに中和させる役割を担っています。青白いのもそれが原因だそう。綺麗。

環境破壊と言われてきたダムが環境に役立つレアな事例ですね。

青白くとも湖を覗けば魚が見えるほど透き通っていて、それでいて底は見えない。これまた秘境という言葉が似合う美しい湖でした!生物が確認できている時点で環境は改善できているようですね

 

まとめ

以上、秋田の秘境、玉川温泉でした!

宿について、温泉についてブログにしたのは初めてですが、言いたいこと、不思議なとこ、調べたかったことが多すぎて結構ボリューミーなページになってしまいました。許して。笑

ただ、こうやって全部思い出してブログにした今、確実に言えることは、、

もう一回行きたい。

遠いけど、

この時は地域限定クーポン利用してお得に泊まれたから次はちょい高になるけど、

やっぱり遠いけど、

それでも! 

やっぱりもう一回行きたいと思えています。

皆さんもこの秘境、皆さん自身の目で見て頂きたい!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

次回は田沢湖周辺の辰子信仰、神社についてですかね、

またみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました