こんにちは!NICOです!
前回に続いて兵庫スサノオ四社詣。
西国ですね。兵庫県高砂市の高砂神社です。
高砂市は姫路市と加古川市の間にある市です。
最寄り駅の山陽電鉄高砂駅からは徒歩15分、駐車場もあるので車でも参拝できます。
高砂神社
社殿によると、高砂神社は大和政権の神功皇后が朝鮮半島の三韓(新羅・百済・高句麗)を出兵にて支配下に置いたとされる三韓征伐の際に、大国主命の加護によって成功し、神功皇后が凱旋する時に大国主命から鹿子の水門に留まるとの神託を受け、大国主命をこの地に祀ったことが始まりとされています。※三韓征伐はあくまで伝承。史実とはされていない。
神功皇后は第14代天皇の仲哀天皇の正室とされているのですが、何と言っても文献や伝承がそう多くはなく不明瞭な時代。少なくとも古墳時代あたりのお話かな程度に留めておきましょうか。
鹿子の水門。かこのみなと。さすがに加古川でしょうね。
平安時代の天禄年間には疫病が流行していたそうですが、素戔嗚尊と奇稲田姫命を合わせて祀ると疫病が治まったとの言い伝えもあるようです。
兵庫スサノオ四社詣で来ましたから。スサノオが祀られた話もね。
相生松
五代目相生松。
相生松というのは、雌雄ふたつの松が寄り添って生え、ひとつの根から生えているように見えるもの。または、黒松と赤松(雌雄)が一本の根から実際に生えているものを指すようです。
この五代目の相生松はどうやら後者の方らしいです。
兵庫県には姫路市よりもう少し西に相生市もあるので、地名の相生かと思ってました。ややこしい!
平安時代には教科書にも載っている歌人の紀貫之が古今和歌集仮名序にて、高砂の相生の松について触れている歌も残っています。
また、これまた教科書にも載っている室町時代の世阿弥も、相生の松を含む松や海の伝承をもとに、題を「高砂」とした能作品を作っています。
そう言えば能舞台も境内にありましたわ!腑に落ちた~
高砂の歴史は高砂神社の歴史と言っても良いのではないでしょうか!?
境内では本多忠勝の長男で家督を継いだ本多忠政が植えたとされている三代目の相生松も見ることができました。
初代は創建直後に生えてきたとされており、雌雄それぞれにイザナギとイザナミが宿っているとされてきたようです。
少し言葉のおしゃれさに欠けるけど、わかりやすく言えば夫婦松ということになりますからね。さらに夫婦とされているスサノオとクシナダも一緒に祀られてる神社ということで、縁結びなどでも注目されているようです!
そのほか 境内の様子
今は使われていなさそうな手水舎?とからっからの魚に風化した狛犬。
手水舎は別で稼働しているものがあります。
ひょうたん池の半分には弁財天が祀られており、もう半分には厄落としの玉を投げる清め処がありました。水ないけど。
狐が少し抽象的な形をしているのも特徴的ですね。狐でいいんやんな、、?
江戸時代に入る直前の1601年、関ケ原の戦いの戦功による姫路城の城主となっていた池田輝政が高砂神社の土地に高砂城を築くことを決め、1612年に建てられた高砂城の跡と池田輝政像。
高砂城は一国一城令によって僅か3年で廃城となったそうですが、しっかりと歴史に刻まれています。
歴史として見れば天下泰平の江戸時代。という解釈になりがちですが、実際は関ケ原の戦い以降も徳川に反する勢力に備えるために新しく各地に配属された城主が新しい城建てて守りを固めようとしていたと言うのが目に見えてわかってきますね。
そして幕府は幕府で同じように脅威を潰して行くために一国一城令を出したと。
本社と現場監督が同じ方向を見ているもののやり方が噛み合っていないみたいな感じですけど、現場監督が歯向かってくるパターンもありますし、致し方ないですね。
今回頂いた御朱印
まずはこちら。
御朱印帳見開きページに直書きしていただける龍の御朱印。
アーティスティックな御朱印でかっこいいですね!
そしてこちらが兵庫スサノオ四社詣最後のひとつ。
赤い龍の半身ですね。
これにて兵庫スサノオ四社詣の御朱印が揃ったわけです!
全部まとめたのがこちら!
右から開運招福。
奇しくも順番に参拝していましたね。
ばらばらになった絵を各地で集めてひとつにするのはちょっとくすぐられるものありますね。笑
しかもどこの神社も御朱印に力を入れられていて、これ以外にも欲しくなっちゃってましたね。笑
楽しく四社、参拝させていただきました。ありがとうございました。
おしまい!
以上、兵庫スサノオ四社詣と高砂神社でした。
まとめみたいなことつい上で喋っちゃったので、あんまり言うことないですね。
せっかく高砂まで来たんやから姫路にも行きました。
そこは次回ですかね。
言うても、時間ぎりぎり、人も多すぎでリベンジしたいくらいなんですけど、さすがに世界遺産をこの最後に端折ってねじ込むのはどうかと思いましたので。笑
いい海鮮のお店も見つかったので一緒にね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次回。
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