【国宝級の人間であれ】 比叡山延暦寺 中編 東塔エリア

御朱印巡り

こんにちは!NICOです!

前回に引き続き比叡山延暦寺に行った時のお話です。

前回の記事では延暦寺に三つあるエリアの一つ、横川エリアを散策していました。

今回は東塔エリアから始めていきたいと思います!

東塔エリア

延暦寺発祥の地であり、三つのエリアの中で最も広く、建造物も多いのが東塔エリアです!

すべてのエリアの中で一番人が多かったので、朝一から参拝しる予定の方はこのエリアから参拝した方が御朱印等で並ぶ時間も最小限で参拝できるかと思います。

根本中堂

こちらが延暦寺総本堂である根本中堂(こんぽんちゅうどう)です!

現在、百年に一度の大規模改修が行なわれている真っ最中で、本来の姿を拝む事は叶いませんが、普段は見ることのできない角度から建物を拝むことができます!

こちらが改修中の国宝の姿です。

わざわざこの姿を見られるようにするためのデッキまで準備されており、本来の姿を見れない不満を圧倒的に上回る希少な姿を好きな角度から見ることができます!

また、改修中とはいえ、根本中堂の中入れないなんてこともなく、中でお坊さんの説法を拝聴することもできました!

根本中堂での説法

一隅を照らす 此れ則ち 国宝なり

この言葉は開祖である最澄が遺した言葉です。

我々が想像する仏や神は、世界を照らす輝かしい光であるかのような場合が多いけれども、

一隅(いちぐう)、よく目をかけないと意識しないような一つの隅っこのような物事までもしっかりと取り組む行為、人物こそが国宝に値する尊く、素晴らしい人物である。

そして多くの人がこの考えを持ち、それぞれがそれぞれの一隅を照らすことによって、社会全体が照らされ、良い世の中になる。

といった解釈ができるお話でした。

もう、、納得の二文字しかでないお話ですよ。

皆さんの周りにもいませんかね?いつも近所を掃除してくれている方のような存在。

さらに言うと、そんな行動を隅っこにしてしまわないくらい広い視野を持って生きていたいものですね。

不滅の法灯  油断の語源

根本中堂の御本尊の前にはおよそ1200年もの間、火を灯し続けているとされる「不滅の法灯」があります。

この法灯、火を灯すための油を一度も絶たせることなく、現在までに至っている代物のようです!

しかも、法灯を管理する係のような役も決めていないそうです。にも関わらず、毎日二回、誰かしらがしっかりと油を継ぎ足して今日に至ったんだそう。

ふと気を抜いてしまうと油がなくなる、断つことになるので、気を抜いてはいけない、といったことから「油断」という言葉の語源がここにあるそうです!

 

しかし、延暦寺は一度織田信長の焼き討ちにより、一度は破滅的状況に陥っています。

その際に不滅の法灯も同じくして灯りが潰えてはいるのですが、オリンピックの聖火のように、他の寺に分灯されており、復興の際に再び同じ火が灯されたためセーフのようです。

そして、ここ、延暦寺ではそんな不滅の法灯を主とした御朱印帳を入手することができちゃいます!

説法で聴いた者が見事に御朱印帳になっている……!もしや、セールストーク?(違う)

ただ、興味を惹かれた後にこんな御朱印帳見たら買わざるを得ん。・・・購入!

 

文殊楼(もんじゅろう)

根本中堂から一番近くにある文殊楼。それなりに急な階段を登った先にそびえ立っています。

延暦寺の山門にあたる建物だそうで、車やバスを利用せず、徒歩で山を登って来ると、この文殊楼に迎えられるそうです。

山登って参拝するのも楽しそうやけど、時間やらそれ以前以降の移動手段を考えると時間的に難しすぎるかな…

しかし、そんな懸念を乗り越え、歴史に倣い、数多の修行僧たちの動きを体感する魅力はもちろんあると思います!!

こちらが文殊楼の御朱印。

文殊菩薩はインドの実在した人物がモデルになっているそうです。

「三人寄れば文殊の知恵」ということわざの文殊もこの文殊菩薩を指していたようです!

ことわざって小学生の頃とかになんとなくで覚えてたから「文殊」の意味なんか考えたこともなかったな、、、仏様やったのね。

星峯稲荷社

文殊楼の次にお参りしたのは、延暦寺の中でも比較的人が多いと感じたこの東塔エリアでもなぜかあまり人の気配がなかったこの星峯(ほしみね)稲荷社。

他の御朱印所にて、星峯稲荷社の御朱印も一緒にいただくことはできたのですが、比叡山のガイドマップや、比叡山延暦寺HP東塔(とうどう) | 境内案内 | 天台宗総本山 比叡山延暦寺 [Hieizan Enryakuji]に星峯稲荷社の記載はありませんでした。

文殊楼、根本中堂のそばにあり、星峯稲荷っていう文字もどこかしらかっこよさを感じるのになぜ人がいない?今になってこんな疑問が湧いてきているものの時すでに遅し。

 

星峯稲荷は荼枳尼天(だきにてん)を御本尊としており、有名な伏見稲荷大社などとは違う、寺としての稲荷社となっているらしいです。今回は他にも情報量多いからあんま触れんときます。

イメージとしては狐が神の使いなのか仏の使いなのかっていう認識でいいんかな?

そんな星峯稲荷の御朱印は星形の朱印が押されています!

お寺、神社、御朱印に触れる前から馴染みのあるものが御朱印に見えるとなんか嬉しい気がするのは私だけでしょうか?

大黒堂

次にお参りしたのはこちらの大黒堂です!

ここ、比叡山は大黒信仰の発祥の地ともされており、ここに御本尊として祀られている大黒天は、大黒天、毘沙門天、弁財天が一体になった三面出世大黒天とされています。

偶然、参拝日が大黒様の縁日だったようで、こちらの特別な御朱印をいただくことができました!

配色が素晴らしくいいですね!

 

 

 未だ東塔にたどり着いていない、、、

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