ちょっと神社っぽいお寺 豊川稲荷 妙厳寺

中部

こんにちは!NICOです!

前回に引き続き愛知県。

豊川稲荷です。

愛知県豊川市。

個人的に関西からだと岡崎に日帰りの壁があるので、静岡と一緒に行きたい場所ですね。なんなら静岡と言っても、、いや、過言。

まぁ、日帰りで金沢、宮島に行ったりしてるからこんなお気持ちの壁当てにならないですけどね、、、

日帰りじゃいろんな所たっぷりは行かれへんからね。

そんな話は置いといて。

 

豊川稲荷 妙厳寺

大きい!

豊川稲荷大本殿。まさに大本殿。

正式な寺号は妙厳寺みょうごんじ。室町時代、1441年に開創された曹洞宗そうとうしゅうのお寺です。

本尊として祀っているのは千手観音菩薩ですが、千手観音菩薩とは別に祀られている開創した東海義易とうかいぎえきの派祖(6代上の師匠って言う方が伝わるかな)寒巌義尹かんがんぎいんが感得し、作った豐川吒枳尼眞天とよかわだきにしんてん像が日本では稲荷神と同一視されていることから、豊川稲荷として長い間親しまれている。漢字がことごとく難しい。

戦国時代には今川義元や徳川家康による外護を受け、ほかにも織田信長や豊臣秀吉からの信仰もあったようです。

 豊川稲荷 | 愛知県豊川市にある曹洞宗の寺院 豊川稲荷略縁起 (toyokawainari.jp)

それにしても、お寺、久しぶりやなぁ~。西国巡りを満願して以来のお寺になるんかな?

お寺やけど稲荷って神社ちゃうん?しかも所々神社っぽいし

最初に紹介した通り、豊川稲荷はれっきとしたお寺なんですけど、どこか神社っぽい所も垣間見える。

なぜでしょうか。

江戸時代まで、日本では神仏習合とよばれる、神と仏が同一視されたり、並んで同格のように信仰される他の国と比べると結構不思議な信仰体系が多く見られていました。今もそう離れてないので、ここらはわかりやすいはず。

そして妙厳寺でも、寺として千手観音菩薩と、豐川吒枳尼眞天を祀っている中で、吒枳尼眞天が狐の精とされていることから、稲荷神と同一視され、稲荷として親しまれてきたようです。

しかし、明治時代、政府が神仏分離令を出すと、それまでの江戸時代に優遇されていた寺に不満を持っていた人々がお寺に過剰な危害を加える廃仏毀釈運動が各地で広った際、妙厳寺も厳しい立場にあったそうですが、その際は当時の住職がうまいことやって、事なきを得たそうな。いや、ぼんやりしてるけどほんとに、神仏習合から廃仏毀釈についてのお話は資料が失われたのかなんなのか資料ぼんやりとしてる。

廃仏毀釈、明治政府が仏教を優遇していた江戸時代から一転し、神道を優遇したことによる暴動って認識でいいんかな? 

そもそも、寺に非があるのか?私腹を肥やしていた寺もなくはないだろうけど、日本の寺の半数が消えたとされ、重要な文化財になるようなものも多数失われるほどの全国的な被害から見ると結構無差別的な気もしますよね。

廃仏毀釈は国が過激行為を指示こそしていないものの神仏分離令の一環として仏教をそこまで衰退させる意図あってのものなのか、各地の過激な人々が神仏分離令に乗じて暴徒と化したのかすら見解が分かれているのですが、個人的には国の意図がないとそこまで全国的に大々的な過激行為は広まらんのでは?とは思います。

神仏分離令により、一時は豊川稲荷と呼ばれることはなくなったそうですが、通称として親しまれてきたものは消えることがなく、数年の間でまた豊川稲荷と呼ばれるようになっていたようです。

 

そして今見える鳥居が戦後になって建てられたそうなのですが、神仏習合が普通だったことを鑑みると神仏分離前にもあったんでしょうね。

とは言え、山門からお堂まで、境内の景観のほとんどはお寺。ただ、お堂と鳥居が共存しているだけでもちょっと珍しかったので。

 

霊狐塚

これは、、圧巻。

こちらは霊狐塚。千本鳥居ならぬ千体の狐に囲まれるので、自然と背筋が伸びました。

なぜこれほどまでの狐があるのか、それは祈願成就によるお礼の奉納のようです。

雰囲気も中々で、怖がる人もそれなりにいそうですが、知ってみればなにも恐れるものはありませんね。

置かれてる理由を見ると勝尾寺のだるまと似たような感じですかね?

そんな所にめちゃめちゃかわいい子猫さんもいらしてました。

この猫さんに怒られでもしてたらさすがにべそかいて逃げ帰ってたかも…笑

 

今回頂いた御朱印

こちらが私が今回頂いた御朱印になります。

豐川吒枳尼眞天の御朱印です。

狐に乗っている豐川吒枳尼眞天と豊川稲荷の大本殿。

豊川稲荷の特徴がひと目でわかる綺麗な御朱印ですね。

 

 

おしまい!

今回はここまで!!

神仏習合と神仏分離まで知ることができて満足です。

天気が急変したので長居こそできませんでしたが、いなり寿司の発祥の地とされていて、食べ歩きもできそうなので、また機会があれば立ち寄りたいですね。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!また次回。

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