西の日光? 生口島 耕三寺

中国・四国

こんにちは!NICOです!

今回は四国へ向かう道中。しまなみ海道を途中で降りた先の耕三寺。

生口島いくちじまは広島県尾道市。桃鉄でも物件駅として存在している場所でした。

生口島の北部の耕三寺。しまなみ海道から車で向かうほかにも、本州から船が出ていたり、バスも出ているようなので、案外足を伸ばしやすいかもしれません。

アクセス・周辺観光情報 – 瀬戸田 耕三寺博物館 (kousanji.or.jp)

耕三寺

耕三寺こうさんじは浄土真宗本願寺派のお寺です。

浄土真宗のお寺になかなか行くことがない理由

浄土真宗は、親鸞しんらんを宗祖とした鎌倉仏教のひとつで、国家権力と決別し、貧富などによる身分差にもとらわれず、阿弥陀如来を信じるすべての人を平等に救いの対象とした宗派として広く信仰を集めている宗派です。

浄土真宗は救いの対象を信じる者すべてとしており、特別な修行なども要せず救われ、僧侶も肉食、妻帯を許されていたりと、イメージとしては緩めのイメージがあります。

しかし、阿弥陀如来を唯一の信仰対象としている分、その他別の宗教や文化の影響を受けることについては拒絶しているようで、中国由来の占いなどにも一切関わっておらず、同じ理由で浄土真宗のお寺では御朱印もないので、なかなか参拝することのない宗派になります。

 

耕三寺 概要

そんな浄土真宗のお寺である耕三寺は耕三寺耕三によって昭和11年、1936年に建てられた比較的新しいお寺となっております。

元々、神戸に生まれ大坂で実業家として活躍していた耕三が、亡くなった母を弔うために出家して僧侶となり、その後の生涯をかけて建てた寺です。

そこから、全ての母親にありがとうと手を合わせる母の寺としても知られています。

また、日本各地の歴史的建造物を参考にして建てられた堂宇も見物で、日光東照宮を参考にした考養門は本物のそれと見劣りすることのない出来で、西の日光とも呼ばれています。

これを見たら納得ちゃいます?

素人ながらも聞かずとも日光っぽいなぁ~って思ってましたわ。

 

また、本堂は平等院鳳凰堂を参考にして建てられたようです。

平等院まだ行ってないなあ… 日光よりよっぽど近いのに!!

 

また、耕三寺博物館という博物館としても運営しており、耕三の所有していた重要文化財、美術品なども見ることができます。

そのため入館料は1400円とお寺としては少しお高めになっております。

瀬戸田 耕三寺博物館 (kousanji.or.jp)

 

豪華で個性的な建物の数々

千佛洞地獄峡と書かれています。

中は350mもある洞窟で、中は明るく、地獄と極楽がパネルで表されている他、多くの仏像を見ることができます。

そこから出ると、、、

大きい、、!

こちらは救世観音大尊像で、奈良の法隆寺の秘仏である御本尊を参考にしてつくられたようです。

阿弥陀如来じゃないけど、浄土真宗として大丈夫なのかしら、、、

 

未来心の丘

一面大理石の未来心の丘は2000年からオープンされた耕三寺博物館の映えスポットです。

5000平方メートル、3000トンにもおよぶ大理石の丘は、その大理石彫刻の景色はもちろんのこと、生口島と瀬戸内海の景色を見渡すこともできます!

朝一の訪問ということもあって人もおらず、清々しい気分になりました。

ただ、朝一ということで、カフェがまだ開いていなかった点が残念でしたね。

この景色の中でカフェも楽しめるとなると、ヨーロッパにでも来たのかと錯覚してしまいそうですね。

 

おしまい

以上耕三寺でした。

有名どころの面影を感じる豪華な建造物に地獄を表す洞窟、果てには一面大理石の景色。

全てが全て度合いの違う非日常感溢れており、圧倒されるとともに少しの混乱。朝一やったし。

なんとも不思議な空間でした。

ほかにも建造物はたくさんあったのですが、もう今回載せた所だけでも個人的にインパクト十分な気がしてしまいまして。笑

こればかりは実際に行ってみて一見してみて頂きたい限りです。

冗談なしにちょっと混乱していました。笑

 

そんな中で丘からみかんが見えて、四国愛媛に向かっている実感だけできました。まだ一応広島やけど。

 

ともあれ、今回はここまで。

次回から四国に入ります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次回。

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