こんにちは!NICOです!
今回も四国。前回に引き続き香川県。
全国一の宮巡りで讃岐の一宮とされている田村神社へ。
はじめに言っておきますと、ここ、かなりおもしろい場所でした。
田村神社
田村神社は709年に社殿が建てられたとされており、ギリギリ飛鳥時代のものということになります。
区分としては710年から奈良時代なので、ギリギリ飛鳥。
田村神社は以下の五柱の神様を田村大神として祀っています。
倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)
吉備津彦命(きびつひこのみこと)
猿田彦大神(さるたひこおおかみ)
天隠山命 (あめのかぐやまのみこと)
天五田根命(あめのいたねのみこと)
やまととひももそひめのみこと。声に出して読んでみましょうか。むずすぎる。
やまととひももそひめのみことは桃太郎のモチーフになっている吉備津彦命の同母の姉神とされています。
信仰の始まりとしては、この讃岐の土地が瀬戸内海式気候により一年を通して雨が少ない中、生活用水の要として流れていた香東川の恩恵に感謝したというものが考えられています。
そして、水関連の信仰とつながり深い龍神伝説もあるようです。
田村神社で御神体とされている湧き水の淵には龍が住むという伝説があり、その淵は夏でも冷気を放ち、覗いたものは絶命するという言い伝えもあるようです。
普通に怖い伝説やった…
淵いうことでこどもが入らんようにするためって変換したら普通やけど、絶命って。
位置はこんな感じ。
高松市の平野の中心部。年間を通して雨が少ない地理的特徴を持っているため、溜池が多く見られますね。
縁起物だらけの境内
本殿の写真ではとくに本殿、石柱、鳥居以外のものは見受けられない感じがあったのですが、その本殿のすぐ隣の宇都伎社の正面に回るとこの情報量。
まずはサムネイル画像にもしているこの龍ですね。
ダイナミックな龍神
ダイナミックな龍神ですね。
もう、龍が玉握ってたらドラゴンボールしか連想できないのよ。
もちろんドラゴンボールと関係はないこの龍は金龍とも言われており、黄金を供えると長者になれるという言い伝えがあり、供えられた多くの小判が確認できますね。
信仰の集まりで神様の権威が高まる感じが見て取れるようですね。
邪推は厳禁 淡島社 とそばくら大明神
宇都伎社の隣、というかう宇都伎社と素婆倶羅社の間にある淡島社。淡島神自体が小さな姿をした神様ということで小さな鳥居と社があり、この小さな鳥居をくぐってお参りする特殊な社になっております。
いったん平然と説明をしたものの見過ごせないのが後ろの物体。
裏筋にそばくら大明神と書かれています。
なんでも、傍の素婆倶羅社で祀っている少名毘古那神が淡島神と同一神であるとの考えもあり、同じように安産、子授けなど女性に関する神とされている中でのこの男根像というわけですかね。
くれぐれも、そびえ立つ男根像に跪いて拝むことを強要されるなんて邪推はしないように!
そばくら社のそばにはこのようにはらみ石やぐち聞きわらべと、女性とこどもに関するものがたくさん。
七福神と干支もかなり多い
まずは、先ほどに続いてそばくら社のそばにある微笑童七福神。
そばくら社が女性とこどもに関係していることにちなんだかわいい七福神。
その名の通り微笑んでいて、こどものようなぷっくりしたお顔の再現がすごいですね。
真ん中の写真の弁財天のように神池の各地で七福神が見られます。
干支も、宇都伎社の鳥居を写した写真でも確認できますが、各地に三周分くらいの干支がありました。
神池周りの干支は結構散らばっていて自身の干支を探すのも楽しかったです。
ほかにも
龍神も井戸や鳥居など各所で見つけられます。
そしてこの龍神のとなりにいるのは宇賀神ですね。
以前京都の三室戸寺で見ましたね。
さすがにこの見た目のものは小さくても見逃さんよ。
北参道の鳥居の真ん中に見えるさぬき獅子。
絶対小さい子通るの嫌がる雰囲気がありますね、、
室町時代初期からの歴史を誇っており、日本で知られている獅子舞いよりも軽く作られており、その特性を活かした激しい舞が特徴だそうです。
この北参道にも七福神があり、八咫烏も確認できました。
これ、優しく叩いてびっくりするほどいい音鳴ったから是非。
今回頂いた御朱印
田村大神と龍神が表現された切り絵の御朱印。
空にかざしてみたりね。
龍は曇り空でも似合ってしまう。
そしてこちらが全国一の宮巡りの御朱印です。
讃岐國一宮の文字がきれいでかっこよすぎますね!
おしまい!
以上、讃岐國一宮田村神社でした。
見どころ満載の神社でテーマパークのような楽しさがあるおもしろい神社でした!
香川に行った際には是非。
最後に旅館かと思うほどのうどん屋と、香川のローカルグルメ一鶴の鶏肉食べておしまい。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次回。
コメント