こんにちは!NICOです!
今回も引き続き島根県!
隠岐諸島に向かうのですが、その直前、朝、船で隠岐に向かう前に一ヶ所だけ寄り道。
島根県の北東の端っこの美保神社。
ここに来て初めてブログで地図を埋め込む。なんで今までやってなかってん…
ご覧の通り限りなく鳥取に近い島根県の神社。
なんて言うか、、この、いびつな「皿」の字みたいな地形の部分で、一番右の縦線部分だけが鳥取なんですね。
境港、米子と比較的名のある都市があるから分かりやすいけども、その上は島根なのがわかってなかったです。
しかもこんな端っこも松江市なんですね。はぇ~
しかも調べたところ、えびす様の総本宮って書いてる。
あれ、関西人の知る限りでは西宮神社がえびす宮総本社って聞いたことあるけど、どゆころやろか。
まぁ、進んでみましょう!
美保神社 | えびす様の総本宮 | 島根県松江市美保関町 (mihojinja.or.jp)
美保神社
美保神社も創建年数は明らかになっていませんが、奈良時代の出雲風土記に存在の記載が確認できるので遅くともその時代には存在していたことになります。
御祭神として祀っているのは三穂津姫命と事代主神。
三穂津姫命は大国主命の御后、妻の神とされています。美保神社の美保並びにここらの美保という地名の由来にもなっているようです。
事代主神は大国主命の子とされていますが、母は三穂津姫命ではないので、義理の母になるということでしょうか。共通人物(神)の大国主命なしの二柱っきりで同じ場所気まずくないんかな、、、
そして、えびす神社の総本社とされている美保神社ですが、その訳は事代主神がえびすと同一視されているためです。
島根と兵庫 2つのえびす神社総本社
なんでや!
西宮がえびす神社の大元だと思っていた関西人です。
どうやらこっちも間違っているということではないらしい…
どうやら、美保神社と西宮神社は別のえびすの総本社みたいです。
つまり、どういうことだ、、?
えびすは元々日本に起源のある珍しい神様なんですが、長い歴史の中で違う神と同一と見なされたりされなかったりしてきたようです。異なる文化要素や神々などが混ざることを習合と言うようです。
そして、えびすの他の神との習合は2つのパターンに分かれており、それが、美保神社のように事代主神とえびすを同一視しているものと、西宮神社のように蛭子神とえびすを同一視しているもののようです。
どちらのえびすも商売繁盛の信仰が主となっていますが、それ以外に、事代主神の方は漁業や海運。蛭子神の方は五穀豊穣の信仰を集めていたりと、少しばかりの違いもあるようです。
長い歴史の中で新たな解釈が生まれ、混同していったことによるものと言ったところでしょうか。
美保神社付近の町並み
美保神社の駐車場からは、崖の上のポニョで見たような、小さな町の小さな港が風情を感じさせてくれます。
そして、江戸時代からの門前町の町並みを遺構として今も残している青石畳通りはさらに雰囲気抜群!
ミニ京都って言ってもいいんじゃないか。
境内では巫女の舞が見れることもあるようなので、立ち寄りどころとしては正直もったいないくらい魅力的な場所でした!
美保神社で頂いた御朱印
こちらが今回頂いた美保神社の御朱印になります!
御朱印にも境内にもえびすの姿はなく、調べるまではえびすの影すら感じなかった美保神社。
おかげで興味を持って調べることができました。
おしまい!
今回はこのあたりでおしまい!
次回からはいざ、隠岐へ!
今回の旅、がっつり雨予報と重なっていたのになんとか持ちこたえたたんですよね。
神話の地とされる場所でそんな神がかったこと感じれるなんてね。
ありがたいばっかりです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回。
コメント
国引き神話で有名な地域ですよね。松江城、出雲は行ったことがあるのですが、美保関や弓ヶ浜のあたりは行ったことがないので行ってみたい場所です。
島根の先っぽになるのでそうなってきますね!
こちらも港ついでにたまたま立ち寄れただけなのでまだまだ発見できてない魅力もありそうですね。